精子がいない!?無精子症は〇人に1人の高確率

妊活・不妊治療

不妊症は女性ばかりではなく、男性側にも半分の原因があるといわれています。

男性の不妊症のひとつ、無精子症は、精液の中に精子が存在していない状態のことをいいます。
精液と精子は同じ、という認識を持つ人も少なくはない中、実はこのふたつはまったくの別物。

男性の不妊症、無精子症とは、いったいどのような状態なのでしょうか…!?

無精子症ってどんな異常?

無精子症とは精液の中に精子が存在しない状態で、男性に多い不妊症のひとつとして知られています。

無精子症は、精液検査を2回受けた時に、2回とも精液の中に精子を確認できない場合に診断される症状で、
①閉塞性無精子症:精巣にて精子が作られているものの、通り道が詰まり、出てこない状態
②非閉塞性無精子症:何らかの原因により、精巣(睾丸)で精子を作る能力が低下してしまった状態
といったふたつの症状に分かれています。

〇人に1人が無精子症?!

無精子症の大きな原因は、現在ではまだ明確にはされていないものの、ストレスなども多く関わっているとされています。

無精子症は、
・男性不妊症の場合は、約10人に1人
・健康な一般男性の場合でも約100人に1人

の割合で見られていて、この数字を見ると決してめずらしい症状ではないことがわかります。

無精子症の診断を受けても、精巣の中に存在している精子を回収(手術が必要)することができれば、顕微授精といった方法にて妊娠する確率が高まるといわれています。

精子回収の確率は、
・治療や手術を受ける前に閉塞性と診断された場合:約90%
・非閉塞性と診断された場合:約30%

といわれています。

無精子症かどうか検査するには?

無精子症かどうかを検査するには、不妊治療を行っているクリニックでの精液検査でわかります。
精液検査では、マスターベーションで精液を容器に採取し、それを検査します。
精液検査のみで5000円前後(自費診療)が相場の料金となっています。

精液検査をするときの流れは?

精液検査は、基本的にはクリニック内での採精が推奨されています。
自宅での採精では、温度の変化や紫外線の影響、時間の経過での劣化などが懸念ためです。

クリニックでの採精を行うと、
・精液検査の正確な結果が出やすい
・人工授精や体外受精、顕微授精の成績向上につながりやすくなる
といった、自宅での採精よりも得られるメリットが多くなるといわれています。

また、精液機検査の2~7日前は禁欲の指示をされることがほとんどですので、クリニックの予約の際にそのあたりも確認しましょう。

精子の採精は、クリニックにある採精室(個室)にて、アダルトビデオやグラビア雑誌などを鑑賞し射精を促す方法が一般的です。
クリニックによっては、男性の不安な気持ちや過度な緊張をリラックスさせるため、他の女性患者さんと会わないようにされているところもあります。 

無精子症の疑いがあるとわかった場合の対処法は?

精液検査にて無精子症の疑いがあると診断された場合は、以下のような検査をして詳しく調べることができます。

・精巣超音波検査:精索静脈瘤の有無などを検査
・血液中のホルモン検査:精子をつくる機能が低下していないかを検査
・染色体検査:染色体の変化に異常がないか
・遺伝子検査:無精子症や高度の乏精子症と診断された場合の検査

通常、上記の検査は泌尿器科で行われます。

ただ、無精子症の検査である染色体検査・遺伝子検査にて何らかの異常が見つかった場合は、実は治療にて治すことが難しいとされているんです。

無精子症は、定期的な検診やその症状に合わせた治療を受けることと同じように、パートナーとなる女性の理解や協力も重要なポイント◎

そのため、お互いの健康状態をいつも気遣いながら、余計な負担を抱くことなく妊活を進めていきたいですね。

kana

健康オタクでリサーチが趣味のフリーライター。 女性のデリケートなカラダとココロに寄り添える情報をわかりやすくお伝えします。

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