人工授精って何?知っておきたいキホン知識!

女性の病気

基礎体温を測ったり、排卵時のタイミングをとったりなどの一般的な妊活法より、さらにステップアップした人工授精。

卵子と精子が出会い、受精の確率を高める人工授精は、タイミング法などより高い確率で妊娠できるという結果ドクターからも報告されています。

そこで今回は、人工授精がどんな妊活のカタチなのか、特徴やメリット、ステップアップについての詳細を見ていきましょう。

人工授精とはどんな方法?

人工授精は、妊娠しやすい排卵のタイミングに合わせて、子宮の入り口から管を通し、活発な精液のみを子宮の内部に直接注入する方法のこと。
IUIとも呼ばれている人工授精は、妊活法のひとつ、タイミング療法の結果が出なかった場合の、ステップアップとして行う治療法としても知られています。

・人工授精
子宮内の奥深くまでに活発な精液を注入できる

・タイミング療法
妊娠するまでに繰り返しの性行為が必要。精液は入り口手前までにしか入ることができない

といった違いがあるため、人工授精は、タイミング療法よりもより結果が出やすい治療・妊活法です。

タイミング療法と同じように排卵誘発剤を併用することが多い人工授精は、

 ①超音波検査・基礎体温表を測定し、排卵日を予想する
②排卵予想日の前日または当日に、採血にてホルモン測定を行う
③人工授精当日に精子を採取する(精子は紫外線や室温の影響を受けやすいため、クリニックでの採取が推奨されている)
④クリニックにて、より活発な精子を選別する
⑤専用の細い管を使い、子宮の中に注入する
⑥人工授精終了後3日程度で、再度排卵の確認を行う

といった流れが一般的となり、保険適用外で1回10,000円~20,000円程度の治療代が相場となっています。

タイミング法からステップアップするベストな時期は?

タイミング法での妊活は、排卵日に合わせて性行為を繰り返し行う方法となっているため、女性はもちろん、男性にとっても、少なからず負担を感じてしまうことがあります。
タイミング法の妊活を継続していてもなかなか妊娠できない場合は、ステップアップして人工授精にシフトするのが一般的。

レディースクリニックや不妊治療専門の機関などでは、

・タイミング法からステップアップするベストな時期をカウンセリング、アドバイスしてくれる
・夫婦やカップルの年齢、体質に合わせたタイミング指導

などを受けられるメリットがあります。

タイミング療法からステップアップするベストな時期を見極めるためには、自己判断をせず、クリニックにて、診察・検査・治療を受け、ドクターによるアドバイスを受けることがおすすめ◎

男性・女性それぞれの検査によって、
・精液の検査に異常があった場合
・子宮頸管粘液の分泌が少ない場合

などのトラブルが認められたときは、タイミング療法からのステップアップが必要時期と見ておきましょう。

人工授精は5~6回までを目安に

人工授精は、一般的に4回目までの治療で妊娠確率が上がっていくといわれています。言い方を変えると、4回目以上の妊娠率はさほど上がらないといえます。

人工授精の1回当たりの治療費は決して安くはないので、5~6回治療をしても結果が出ない場合は、さらなるステップアップをおすすめします。

・体外受精
体外に女性の卵子を取り出し、男性の精子と一緒に受精させ、できた受精卵を子宮に戻し着床を促す治療法

・顕微授精
体外受精からさらにステップアップした治療法。顕微鏡で確認しながら、卵子に直接精子を注入する

などの方法があります。

妊娠できないことで悩んでいても、妊活には徐々にステップアップできる治療法がたくさんあるんですね。
人工授精で妊娠できた人の成功率は、

・2回目までに64%
・3回目までで80%
・4回目までで90%

です。これは人工授精のステップで妊娠できた人の成功率になるので、母体全ての妊娠率ではありません。

妊活には、ステップアップのタイミングがとても重要になってきます。タイミング法や人工授精でなかなか妊娠できない場合は早めに体外受精などへステップアップをすることを考えましょう。特に30代であれば、半年、1年で妊娠率が変わってきます。

ドクターによるアドバイスを真摯に受け止めてこれからの妊活を進めていきましょう。

kana

健康オタクでリサーチが趣味のフリーライター。 女性のデリケートなカラダとココロに寄り添える情報をわかりやすくお伝えします。

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