排卵は月1回が当たり前と思ってない?知っておいてほしい排卵のこと

生理の悩み

妊娠の近道や今後の妊活の方法、女性の奥深いカラダのサイクル・リズムを把握することができる排卵。

排卵は「月に1回、生理と生理の間に起こる」と思っている方も多いと思いますが、生理がきていても排卵していないことは多くの人に起こっている現象です。

ここでは、そんな排卵の奥深いメカニズムと、排卵が起こっているかどうかの確認をしっかり行うための方法をまとめてみました。

そもそも排卵のしくみとは?

排卵の流れを順番に説明すると、

 ①脳の視床下部からGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌され、その刺激で脳の下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌。
②FSHの作用で、卵巣内の原始卵胞が発育し、1個が成熟卵胞になる。
③卵胞が、卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌。
④卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用で、子宮内膜が増殖。
⑤脳の下垂体からLH(黄体化ホルモン)が分泌。
⑥LHの作用で、およそ40時間以内に成熟卵胞から卵子が飛び出し腹腔内へ。(=排卵)

となります。
生理がきてから通常14日後くらいに排卵されると言われています。

排卵後の卵胞は黄体へと変化し、そこから卵胞ホルモンと黄体ホルモンが分泌され、子宮内膜は厚くなり、受精卵の着床準備を整えます。妊娠を確認できないと、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が止まり子宮内膜が剥がれて血液とともに体外に排出されます。(=生理)

生理が来ていても排卵していないことがある!?いったいどういうこと?


生理と排卵は、ひとくくりになってイメージする女性が多いので「生理があれば排卵している」という認識があるのではないでしょうか?

実は生理が来ていても、きちんと排卵が起こっていない場合もあります。
見かけ上では生理のような出血があっても、月に2回その状態が起こったり、少量の出血が続いているとすると、それは生理不順の可能性が高く、本来の排卵がスムーズに起こっていない可能性があるのです。

このように、見かけ上は生理の経血に見えても排卵していない場合を「無排卵周期症(無排卵月経)」と呼びます。

排卵しているかどうか、しっかりと把握しよう


排卵がないと、精子と卵子が出会うことができなくなり、妊娠することはもちろん、女性のメンタル・カラダのリズムまでが崩れてしまうというデメリットが。
ここでは、カラダのサイクルと深く向き合い、排卵が正常に起こっているかどうかをしっかりと把握するため、セルフでできる検査薬の使用法と、クリニックで受けられる診察・検査方法をまとめてご紹介しましょう。

セルフでできる排卵検査薬

医薬品メーカーからさまざまなタイプの商品が販売され、セルフでも手軽に排卵の有無がチェックできる排卵検査薬。
排卵検査薬は、もっとも排卵しやすい時期を、尿をかけたあとわずか3分程度で予測することができます。
排卵検査薬は、尿の中に存在しているLH(黄体化ホルモン)を測ることで排卵時期を予測しますが、排卵しているかどうかはそれだけではわからないため、基礎体温をつけることと並行することをおすすめします。

クリニックで受ける排卵検査

クリニックで受ける排卵検査は、生理期間中に、脳の下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンと、黄体化ホルモン、エストロゲンというホルモンを血液検査で測定し、排卵があるかどうかを検査します。

排卵の有無についてきちんと把握することは将来の妊娠のためだけでなく、今の自分の体の状況をは把握することにつながります。気になった方はまず排卵検査薬から試してみるのもよいですね。

kana

健康オタクでリサーチが趣味のフリーライター。 女性のデリケートなカラダとココロに寄り添える情報をわかりやすくお伝えします。

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