「代理母」ってなに?日本でできるの?

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元人気アナウンサーの丸岡いづみさんも、代理母出産をしたことで話題を集めていたので、この出産のカタチがどのようなものなのか、興味を惹かれている女性も多いのではないでしょうか?

ここでは、代理母とは何なのか、日本ですることができるのか、メリットやデメリットを踏まえてわかりやすくお伝えしていきます。

代理母って、どのようなこと?

一般的に言われる「代理母」とは、実は2つに分けることができます。

1つめは、サロゲートマザーと言われるもの。
妻以外の子宮を借りる目的で、夫の精子を妻以外の女性に人工授精させる方法です。昔から第二夫人というような形で存在していたことになります。夫の遺伝子は引き継ぎますが、妻の遺伝子は引き継がないことになります。

2つめは、ホストマザーと言われるもの。
これは、受精卵は夫婦のものを使用して胚移植を別の女性に行うものです。子供は夫婦の遺伝子を引き継ぐことができます。ただ、もちろん体外受精を用いることになります。

代理母は、生体外での受精が可能になっていたり、生殖に関する医学が発達・進歩していることで、イギリスやアメリカなどの先進国では、代理母出産が決してめずらしくはない出産のカタチとなっています。

日本で代理母出産はできる?

代理母について、日本ではどんなシステムや決まりがあるのか、こちらも同じように興味を惹かれるポイントですよね。
意外に知られていないのですが、実は日本では現在のところ、代理母出産が認可されていません。

日本産科婦人科学会によって認められていない代理母による出産は、以下の理由で認可されていない状態です。
1)生まれてくる子の福祉を最優先するべきである
2)代理懐胎は身体的危険性・精神的負担を伴う
3)家族関係を複雑
4)代理懐胎契約は倫理的に社会全体が許容していると認められない

上記はガイドライン上での定めであり、日本ではまだ生殖補助医療に関する厳しい決まりを持った法律が定められていないため、卵子提供や代理出産をしても罪に問われることはありません。

アメリカの代理母に対する考え方・取り組みとは?

日々の健康に気を配ったり、いろいろな妊活方法を試しながら、子どもを持ちたいと願っている女性は、日本でもアメリカでも考え方は同じです。
代理母は最後の手段とも呼ばれるほど、アメリカでは重要な出産のカタチとされています。

世界中で代理母が認められているのは、アメリカ・ジョージア・ロシア・ウクライナのわずか4ヵ国。
このような4つの国の中でも、特にアメリカでは代理母の制度整備・法整備が万全に整っているため、日本人で代理母出産を望む人にでも、安心して進めることができるといわれています。

また、アメリカでは同性婚が認可されていることもあって、代理母を募集するエージェントも多くあります。

代理母のメリットとデメリットは?

次に、代理母のメリットと知られざるデメリットについて見ていきましょう。

代理母のメリットとは?

代理母のメリットがどう言う場合にあるかと言うと、生殖機能に何らかの問題がある場合(筋腫や子宮腺筋症で妊娠が困難な場合)や、子宮が無い場合、そして子宮に問題があり妊娠ができない場合があると思います。

子宮が無いとは、先天的に子宮が無い病気(卵巣は存在することもあります)や、がんなどの手術で子宮を摘出した場合が想定されます。

また、自分自身よりも健康で若い代理母の子宮を借りることができるので、不妊治療を受け続けて精神的な負担を感じたり、何らかの理由によって妊娠することができない方でも子どもを授かることができる可能性が高まるといったメリットがあります。

代理母のデメリットとは?

代理母の大きなデメリットは、代理母となる女性に、妊娠や出産の身体面・精神面での負担やリスクを負わせてしまう可能性があること。
特に代理母となる方が高齢の場合はリスクが高いため、死亡の可能性もあります。そのような理由から金銭の授受が起こることが多いのですが、臓器売買や人身売買の延長線上として否定的にとらえられる場合が多いです。

また、代理母の価値観・理想によっては、生まれた子供を依頼した夫婦に、引き渡したがらなくなるケースも決してめずらしくはないとされています。
代わって、代理母によって生まれた子供に障害があると、依頼した夫婦が子どもの受け取りを拒否するケースもあるよう。

さらには、生まれてきた子どもが将来的に、自分自身の出生の事情に大きな悩みやコンプレックスを抱いてしまうことも少なくはありません。

子どもを産むことを望んでも叶えられない場合は、代理母という手段もひとつの方法なのかもしれません。また、現在は解決策の一つとして「子宮移植」が検討されています。

子宮が無い、または子宮事態に問題があるのなら、他人の子宮を借りるのではなく、自分の体に子宮を他人から移植する、という考えです。もちろん、移植手術自体にもリスクがありますが、海外ではすでに子宮移植により子供が生まれている例もあり、今後日本では代理母と子宮移植で議論が進むと思います。
世界的にも注目され始めている代理母について、今後は日本でももっと議論されることを期待したいですね。

kana

健康オタクでリサーチが趣味のフリーライター。 女性のデリケートなカラダとココロに寄り添える情報をわかりやすくお伝えします。

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